国からの新型コロナウイルスワクチンの供給不足が全国的に問題となる中、津山市は16日開いた第33回本部会議で、今後の考え方について「ワクチン接種を止める事態は避け、接種を継続する方針を医師会とも確認した」と報告した。
市ワクチン接種推進室によると、国からのワクチン供給状況は、6月は必要量が確実に供給されてきたが、7月前半は6月後半分の約4分の3に減少、7月後半についても7月前半分の約半分とさらに減少となるという。15日に県から示された供給量によると、8月前半は7月後半分の約1・5倍と少し改善する。8月後半はまだ未提示という。
方針としては、個別接種については高齢者と基礎疾患のある人の予約分はワクチンを確保し、今後の予約受け付け分については調整しながら供給する。集団接種は計画通り継続実施する。
このほか会議では、8月1日から石川病院と日本原病院で集団接種を新規開設することや、接種完了を公的に証明する「ワクチンパスポート」の申請を26日から市ワクチン接種推進室(☎327047)で受け付けることが報告された。3種類の地域商品券を8月以降に発行することや、小中学校の夏季休業中の対策徹底などについても確認した。
14日現在の接種者数は1回目が3万4257人で接種率は37・88%、2回目は2万685人で22・87%。接種率は県平均(1回目30・16%、2回目18・49%)を上回っている。
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津山市が開いた第33回本部会議
津山市コロナ本部会議