津山市は21日、下水道を使用していない事業者に下水道使用料を誤って請求し、5年間にわたって1191万9077円を徴収していたと発表した。すみやかに返金したいとしている。
市下水道課によると、2016年7月〜今年5月の検針分。本来は新築した1世帯に請求しなければならないものだったが、市の情報システムへの入力時に水道装置番号や設置場所、使用者の確認を怠ったため、関係のない事業者に請求していた。下水道未整備地域に立地しているといい、事業者からの問い合わせで発覚した。
市は同世帯に本来の請求額20万9166円の支払いを求めるとともに、事業者に返金する予定。今後、使用者情報の確認を複数人で行い、チェック体制を強化するほか、他に徴収誤りがないか調査中。同課は「再発防止に取り組むとともに、市民への信頼を損ねたことを深くお詫びする」としている。
津山市下水道誤徴収