津山市議会議員倫理審査会は14日、競売にかけられた土地と建物の売却を妨害したとして昨年12月に岡山地裁から執行猶予判決を受けた松本義隆市議(72)について、「議員の辞職勧告の措置を求めることが妥当」とする審査結果を津本辰己議長に報告した。
13日に開いた第4回審査会で弁護士ら市民委員、市議の8人が協議。当該行為が議員倫理条例に定める行為規範に抵触すると判断し、「津山市議会の名誉と品位を大きく損なうものである点を重く受け止め、市民の信頼を回復するためにも、辞職勧告の措置を求めることが妥当」との結論をまとめた。
この日、金田稔久会長が「委員から、議会としてけじめをつけるべきとの声があり、すみやかな対応を」と述べ、津本議長に報告書を提出。議長は「厳粛に受け止め、会派代表者会議を開いて取り扱いを決定したい」と述べた。会派代表者会議は17日にも開く予定という。
松本市議は昨年2月7日に逮捕され、12月23日に岡山地裁で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。1月6日に広島高裁岡山支部に控訴している。
津山市議会議員倫理審査会 「松本義隆議員の辞職勧告の措置を求めることが妥当」とする審査結果 / 岡山県津山市
- 2023年2月15日
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