津山市食育推進会議が5日、山北の津山すこやか・こどもセンターで開かれ、小学生の肥満といった課題への取り組みなどについて意見を交わした。
関係機関の代表者らでつくる委員13人と市の担当者が出席。会長に土海一美美作大学準教授を選出した。事務局から、「第2次市食育推進計画」の2019年の報告があり、小学生の肥満は10・2%と前年(9・3%)より増加した。小学生の肥満の減少に向けた市の取り組みとして、「1歳6カ月児、3歳児健診での指導拡充」「園児の体格についての調査(給食実施園対象)」などの説明があった。本年度初実施した園児の体格調査では、肥満度15%以上の割合は3歳児4・6%、4歳児6・1%、5歳児10・6%と年齢が上がるに従って増えている。
これを受けた意見交換では、委員はそれぞれの立場から「肥満傾向の子どもは生活リズムがととのっていない。園だよりなどで発信しているが、保護者の受け止めが心配」「小学生の肥満の前に幼児の肥満、その前に20代の母親のやせの問題がある。赤ちゃんが低出生体重児になる問題にも目を向けてほしい」と述べた。
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意見を交わす委員