津山文化センターリニューアル・津山文化振興財団「友の会」設立5周年記念「野村万作・萬斎 狂言の会」が13日、山下の同文化センターで行われ、約480人の観客が古典芸能の世界に酔いしれた。
人間の国宝の万作さんと息子の萬斎さんによる2部構成。万作さんは「佐渡狐」でわいろを受け取った奏者(取り次ぎ役人)をユーモアたっぷりに演じた。萬斎さんは「悪太郎」で乱暴者の悪太郎を熱演。悪太郎を真人間へと導く修行僧との軽妙ながら鬼気迫る掛け合いが会場を沸かせた。
狂言ファンだという岡山市中区湊の会社員・富国文男さん(52)は「和泉流独特のしっとりとした演技が良かった。すっかりきれいになった津山文化センターで見ることができて感激しました」と話していた。
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ユーモアたっぷりの演技で会場を笑いの渦に包んだ人間国宝・野村万作さん(右)の演技
津山文化センターで野村万作・萬斎 狂言の会 開催
- 2020年11月14日
- イベント