津山市教委は15日、津山東中学校(岡山県津山市押入)の20代男性教諭が部活動中に生徒に対して体罰や暴言を繰り返していたと発表した。不適切な指導を受けた部員は複数いるとし、事実関係を詳しく調べた上で県教委で処分が検討されるとしている。
市教委によると、6月上旬に保護者2人から市教委に相談があり、同校の校長に確認して問題が発覚した。
男性教諭は運動部の顧問で、昨年10月から、複数の部員をたたいていたほか、「雑魚じゃ」などと暴言をはいたり、無視したりしたとしている。男性教諭に聞き取りしたところ不適切な言動があったことを認め、「指導してきちんとさせたかった。生徒に辛い思いをさせて申し訳なかった」と話したという。
男性教諭を自宅待機させており、他の教諭や生徒への聞き取りを通じて詳細な事実を把握した上で本人や保護者に謝罪する。校内から男性教諭の言動を問題視する声が上がらなかったのも課題だとして、同校に組織体制の改善も指導する。
この日、市立全35小中学校の校長を集めた臨時会を開き、再発防止や報告、連絡の徹底を求めた。津山東中では同じ部に所属する生徒の保護者らへの説明会も行った。
津山東中 教諭体罰暴言
- 2021年6月16日
- 教育・保育・学校