アルネ津山を管理運営する第三セクター・津山街づくり会社は24日、第28期定時株主総会を開き、2022年3月期決算を報告。営業利益151万円(前期営業損益211万円)、サテライトオフィス「COTOYADO」の整備による特別利益1億3247万円を計上し、当期純利益1億4502万円(前期当期純損失178万円)で5年ぶりの黒字となった。
同社決算書によると、来客数は163万6199人(前期比3・8%減)。テナントの家賃収入と事業収入による当期売上高は3億5730万円(同2・4%増)。販売管理と一般管理の経費は3億5578万円(同1・3%増)。経常利益は1261万円(前期経常損失171万円)だった。
商業施設の売上は、専門店は巣ごもり需要の拡大などで前期並みを確保したものの、核テナントの天満屋はコロナ禍や売り場集約の影響から前期を下回った。指定管理者として運営している公共施設のベルフォーレ津山、市立文化展示ホール、地域交流センターとも利用収入は前期を上回ったが、コロナ禍前の状況には回復していない。
菅田茂社長は今後の運営について「COTOYADOのさらなる会員獲得に務めるとともに、コロナ禍収束後は国などの景気対策を活用し、テナントと連携して利用者の利便性と収益向上、指定管理施設の集客力アップを目指す」と述べた。
津山街づくり会社