長崎県島原市で8月に開かれた第42回「全国城下町シンポジウム」(全国城下町青年会議所連絡協議会主催)で、津山青年会議所が昨年行った衆楽園の池の浄化プロジェクトが最優秀賞を受賞した。
「目指せ! 衆楽園をモネの池に大作戦~今こそ起こそうムーブメント~」と題したプロジェクトは、かつての大名庭園の美しさを取り戻そうと昨年5月に実施。ボランティアの高校生や住民らを合わせ、約170人が池の8割以上を覆うスイレンやヒシの撤去作業を展開した。約5時間で3分の1を取り除き、水質改善などに取り組んだ。参加者からは「池がきれいになるだけでなく、多くの人と交流や協力ができたことも良かった」といった感想が聞かれた。
褒章で最優秀賞が発表された。プロジェクトを企画した当時のまちづくり委員長は「たくさんの人の協力があってできた事業。SDGsの観点からも市民に問題提起ができたと思う。みなさんと喜びを分かち合いたい」と語った。