津山圏域消防組合の第42回「職員意見発表会」が14日、林田の同組合本部であり、若手職員が職場や業務への思いを発表した。最優秀賞に6年目の消防副士長・前田晃希さん(28)=消防本部予防課=が選ばれた。
勤続10年未満の69人のうち、内部審査を通過した10人が5分以内で発表。学識経験者や同組合幹部ら9人が審査した。
前田さんは「あなたを導く緑のひかり」と題し、火災発生時に使う避難設備の誘導灯について話した。
「消火器や屋内消火栓よりも安心して使うことができ、避難方法の選択肢が広がる」と説明。小学校社会科の授業に、子ども自ら利用頻度の高い施設を訪れて作成する「誘導灯マップ」を提案し、「いざという時に知っていれば、自分や誰かの人の命を救うことができる」と呼びかけた。
前田さんは4月に岡山市内で開催される県大会に出場し、上位者は中国支部大会の出場権を得る。
優秀賞には、動画投稿サイトなどで消防広告を提案した4年目の消防士・安道輝さん(奥津出張所)、職場環境の改善策について話した9年目の消防士長・河本慶彦さん(東消防署)が選出された。
消防副士長・前田晃希さん 津山圏域消防組合第42回「職員意見発表会」最優秀賞!/ 岡山県津山市