マコモで地域おこしに取り組む真菰(まこも)セブン寿村(山本勝美代表)は11日、初めてマコモの葉を使った飾りづくりの会を岡山県津山市大篠のカフェ「しのか」で開いた。市内外から約30人が参加し、会場は爽やかな香りに包まれた。
マコモは日本古来のイネ科の多年草で、古くから神事などに使われてきた。生命力が強く、厄よけや空気を清める植物としても親しまれている。今年は下横野の有機農地で栽培したマコモの収穫を終えたばかり。参加者は葉を編み、飾りやリース、しめ飾りを仕上げた。「食べてよし、飲んでよし、飾ってよし」「香りが素晴らしく、よく眠れそう」と笑顔が広がった。
副代表の神橋信子さん(85)=山北=は「子ども部屋に置いておくと勉強もはかどりそう。こんなにも盛り上がるとは思わなかった。これからが楽しみです」と語った。今後は正月飾りや茅の輪づくりにも取り組む予定だ。
