特別展「アマゾン 密林の時間 山口大志写真展」が勝央町勝間田の勝央美術文学館で開かれ、南米アマゾンの鳥獣虫魚を活写した意欲作に親子連れらが見入っている。28日まで。
写真家・山口大志さん(佐賀県出身、東京都)が2010年から撮影を続ける中で選りすぐりの約70点を出展。
川を渡るカピバラの群れ、木陰で息を潜めるジャガー、古代魚を思わせるシルバーアロワナ、猛毒を持つヤドクガエル、コバルトブルーの羽色が美しいハチドリやモルフォチョウのカットも目を引く。さらに浸水林が広がるアマゾン川支流の眺め、ジャングルから突き出す大木といった熱帯雨林の情景のほか、山口さんが実際に使用している撮影機材、情熱が伝わる取材メモなども並ぶ。
日上の会社員女性(34)は「どれも迫力があり、未知の生き物たちの息づかいが聞こえてくるよう。息子たちも興味津々です」と話していた。
同館では「夏休みに親子でぜひ見てほしい。山口さんは少年時代に抱いたあこがれを追い求めており、作品とともに生きざまも感じてもらえたら」と呼びかけている。
6日にはギャラリートーク&サイン会(午前10時半〜、午後1時半〜、各20人要予約)もある。
申し込み、問い合わせは、同館(●380270)。
p
アマゾンの生き物に迫った写真に見入る親子連れ
特別展「アマゾン 密林の時間 山口大志写真展」