タクシーを利用する高齢者らに特殊詐欺への警戒を呼びかけようと、津山署と県タクシー協会津山支部は、啓発ビラを作製した。15事業者の計136台の車内に掲示する。
ビラは、A5サイズ(縦約15㌢、横約21㌢)で、「お客さん、行き先はATMではありませんか?」「医療費や保険料はATMでは戻りません!」と書いて還付金詐欺について注意喚起している。後部座席から目につきやすい助手席などのヘッドレスト部分にひもでくくり付ける。
22日に市内事業者の乗務員らが林田の同署を訪れ、ビラが披露された。岡秀明署長は「市民の大切な足として活躍する中で、特殊詐欺防止にも尽力してもらいたい」、下山武紀支部長は「高齢者の利用は多い。被害に遭わないよう声かけしていきたい」と話した。
同署生活安全課によると、管内で今年発生した被害は3件で総額320万円(2月22日現在)。いずれも電話で役所職員らを名乗り、ATMに誘導する還付金詐欺だった。
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タクシーの車内に掲示した還付金詐欺の啓発ビラ
特殊詐欺警戒啓発ビラ作製
- 2022年2月24日
- 行政・公共