生と死が交錯する独創的な世界観 池田愛花里さんの作品展 3月15日まで/岡山・勝央町

芸術 腐敗をモチーフにした独創的な世界観が広がる池田愛花里さんの作品展=岡山県勝央町で
腐敗をモチーフにした独創的な世界観が広がる池田愛花里さんの作品展=岡山県勝央町で
         

 岡山県北ゆかりの若手・中堅作家を紹介する「I氏賞候補作家作品展」が、勝田郡勝央町勝間田の勝央美術文学館で開かれている。今回は真庭市出身で倉敷市在住の画家・池田愛花里さんの作品展「パーティーは腐った食卓で」で、油彩画16点を展示。腐敗をモチーフに、生と死が交錯する独創的な世界観が来館者の関心を集めている。3月15日まで。

 池田さんは富山大学芸術文化学部在学中から一貫して生命の循環をテーマに制作を続け、現在は納棺師としても活動。作品は鮮烈な赤や青、緑、黄といった原色が画面いっぱいに広がり、植物や菌類、細胞を思わせる形態が複雑に絡み合う。本能に直接訴える色彩は生命が増殖するエネルギーや混沌を想起させ、腐敗と再生が同時に進む生命の循環を独特の世界観で表現している。

 池田さんは「腐敗の世界には消えゆく命とこれから誕生する命が共存している。あらがえない大きな流れの中で希望を求める内面世界を表現したい」と話す。展示は美作学術文化振興財団主催。関連イベントとして、ぬいぐるみで展示テーマに沿ったキャラクターを制作するワークショップ「パーティーゲストをつくろう!」を28日に開催(午前10~11時、午後2~3時の2回)。

 問い合わせは、同文学館(TEL:0868-38-0270)。

足をとめて鑑賞する来館者
足をとめて鑑賞する来館者


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