県は5日、季節性インフルエンザが流行期に入ったとして、今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。
先月25日からの1週間、県内84の医療機関で定点あたりのインフルエンザの患者数は5・50人となり1施設当たりの患者数が8月下旬に発令目安とした1人を超えた。全体患者数の内7割超が15歳未満。過去10年間で10月に発令されたことはなく、異例の早さでの発令となった。
感染は全国的にも増加の傾向にあり、県は例年、1月から2月に迎えるピークが、年内に早まる可能性もある。国からのワクチン供給も例年より早い見込みで、県は早めの予防接種、手洗いうがい、手指消毒、換気など感染対策を呼びかけている。