県は9日、新型コロナウイルスに関する直近1週間(1~7日)の県内感染状況を公表した。病床使用率などは低い状態で推移し、4段階の切迫度は最も低い「ステージ1(散発)」に据え置いているが、新規確認数は7週ぶりに増加に転じている。
病床使用率は前週から2・3㌽減の2・6%、重症者用病床の使用率は5・2㌽減の1・7%。人口10万人当たりの全療養者数は同0・16㌽減の1・16人となっている。
一方、1週間の新規確認数は13人で前週(8人)から5人増加し、人口10万人当たりの新規感染確認数は0・69人(前週0・42人)、PCR検査の陽性率は0・2㌽増の0・4%。感染経路不明割合は前週に続いてステージ3(感染急増)の指標(50%以上)を上回り、9・4㌽増の84・6%だった。
県内では従来株より感染力が強いとされるインド由来のデルタ株が8日に確認され、感染急拡大も懸念されており、県新型コロナウイルス感染症対策室では「個々にこれまでの基本的な感染対策を改めて徹底してほしい」と呼びかけている。
県、新型コロナウイルスに関する直近1週間の県内感染状況を公表