第46回「津山納涼ごんごまつりIN吉井川」(同実行委主催)が3、4の両日、吉井川河岸緑地公園=岡山県津山市=などで開かれ、2日間で昨年より4000人多い、過去最多の来場者数約13万4000人(主催者発表)が津山の夏の風物詩を満喫した。
4日は、午後8時から花火の打ち上げが始まり、約9万5000人が歩行者専用となった通りや河川敷に集まり観賞。今年は会場の皆が一体となって盛り上がれるようにと願いを込めた「心が夢中になる方へ」をテーマに、昨年よりも1000発多い、県下最大級の6000発が夜空と川面を彩った。
津山城では有料の観覧席を設けており、約600人が来場。オレンジ色をした日本の伝統花火「和火」をはじめ、飛び散った火花がマークや模様を描く「型物花火」など、さまざまな色や形の大輪が咲き乱れる様子を見て、「すごい」などと歓声をあげていた。この日に合わせて毎年来津するという鳥取市の鳥飼聡さん(60)は「いつ見ても美しく見応えがあって、10回は来ていると思う。落ち着いてみられるのが良い。来年も、もちろん来る」と話した。
今年は日中の最高気温が35度を超え、熱中症が懸念されることから、午後4時からの開会式やイベントを中止または、変更して5時から開催。緑地公園では、ヒップホップユニット「PartyGunPaul」をはじめ、JーREXXさんら地元出身のアーティストたち、沖縄県出身の人気バンド・かりゆし58のライブをはじめ、キッズダンスショーや参加者がステージの上で歌や踊りなど好きなパフォーマンスを披露する企画「夢ステージ」などもあり、大盛況だった。
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