観光施設利用が回復傾向 DCやインバウンドが後押し 美作エリアは減少目立つ/岡山

行政・公共 津山朝日新聞社
         

岡山県がまとめた8月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では76万572人で前年同月比3.2%増となり、コロナ禍前の2019年同月比では3.0%下回った。

3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。

昨年に続いて行動制限のない夏となり、アフターDCの「おかやま夏旅キャンペーン」の展開が県内外からの誘客を促し、インバウンド(訪日外国人観光客)の回復も後押しした。

美作県民局エリアの10施設は23万1101人で前年同月比4.1%減。このうち津山城(津山市山下)は5349人と前年同月比39.61%減、津山まなびの鉄道館(同市大谷)は6756人で前年同月比14.84%減、道の駅・奥津温泉(鏡野町奥津)は9312人で前年同月比15.12%減など。

一方、備前県民局エリアの10施設は26万8428人で前年同月比1.2%減。備中県民局エリアは26万1043人で、前年同月比14.8%増だった。

同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ36施設の宿泊者数は前年同月比8.8%増。

県観光課では「秋の行楽シーズンに向けて国内需要の回復傾向が続き、インバウンドも本格的に上向く見通し。県北で来年秋に初開催する森の芸術祭などを控え、県観光の魅力を広く発信していく」としている。


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