岡山県などは9日、県内で計11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。真庭市、高梁市、赤磐市各1人、倉敷市3人、岡山市5人。県内での陽性確認は688人(再陽性を除く)となった。
真庭市の患者は10歳未満の男子児童で、8日に市教委が公表した天津小(同市日名)に通う小学生。同日に感染が公表された同市の70代男女の別居親族で、濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明した。無症状という。現在、児童や教職員ら校内の接触者、家族らについて調査を進めている。
市教委は消毒作業などの感染対策ができたとして、10日から学校を再開。感染した児童や関係者への誹謗(ひぼう)中傷など心ない行為がないよう呼びかけている。
高梁市の患者は30代医療従事者女性。すでに判明している井原市の患者の別居親族で接触者。軽症といい、勤務する市内の医療機関内で接触の可能性のある患者や職員らの調査を進めている。
赤磐市の患者は80代パート職員男性。感染経路不明で、けん怠感が続いたため医療機関で検査を受けて陽性が判明した。肺炎像があり中等症。
倉敷市の患者は70代男性2人と20代女性。70代の2人は感染経路不明で、20代女性は1〜3日に関東方面に出掛けた後に発熱。いずれも軽症という。
岡山市の患者は20〜70代の男女で、4人は感染経路不明、1人はすでに判明している患者の同居家族で濃厚接触者。このうち70代女性は肺炎像があり中等症、あとは軽症という。
県内で計11人が新型コロナウイルスに感染
- 2020年12月10日
- 医療・福祉