岡山県がまとめた2月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では31万7人と前年同月比19・8%減。コロナ禍による落ち込みが1月(同52・3%減)に比べて回復の兆しを見せ、美作県民局エリアの客足は同0・2%増と前月(同38・1%減)を大幅に上回り、プラスに転じた。
3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計し、美作エリアの10施設は計8万9066人。このうちノースビレッジ(勝央町岡)は前年同月比56・8%増の3万8558人、津山城(山下)は同20・3%減の2791人。
一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は、6万9020人(同37・6%減)と客足は鈍いものの前月(同66・7%減)から上向き、備中県民局エリアも15万1921人(同18・8%減)で前月(同48・4%減)を上回った。
同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた41施設の宿泊者数は前年同月比45・4%減と1月(同52・3減)より若干回復。
県観光課では「本格的な観光シーズンを迎えるが、今後の感染状況を注視しながら、適時に支援策を講じておく」としている。
県内主要観光施設利用者調査
- 2021年3月31日
- 行政・公共