県内主要観光施設30カ所の利用者調査

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 岡山県がまとめた11月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では62万8949人と前年同月比14・4%減で、10月(同21・2%減)に比べてコロナ禍による落ち込みがやや回復した。このうち、これまで前年同月を上回る推移だった美作県民局エリアの客足は同5%減と前月(15・5%増)を大きく下回った。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計し、美作エリアの10施設は計19万6756人。このうち津山城(山下)は、もみじまつりの中止が響いて前年同月比35・6%減の1万2619人と低迷し、津山まなびの鉄道館(大谷)も12・3%減の6098人。
 備前県民局エリアの10施設は、後楽園(岡山市)が恒例イベントを再開するなどの要因もあり、21万5471人(同19・9%減)と前月(同41・4%減)より集客が回復。備中県民局エリアも21万6722人(同17・2%減)と前月(同27・2%減)を上回った。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた38施設の宿泊者数は前年同月比10・5%減と10月(同19%減)より回復。
 県観光課では「全体ではゆるやかな回復基調で推移してきたと考えるが、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で今後の先行きは見通せない状況」としている。


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