津山を中心に活動する写真サークル「ピアッツァ」の第10回写真展が6日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで開かれ、県北の風景や自然などを収めた感性あふれる秀作に来場者が見入っている。8日まで。
会員10人が近作65点を出展。神楽尾公園から見た津山の夜景や奥津渓の紅葉、梅雨空を映した衆楽園の池、幻想的な雰囲気が漂う醍醐桜、黄色い傘を持つ少女が印象的な長法寺での一枚など四季折々のカットが並ぶ。
陽光に透けたアジサイの花びら、おしべに露をたたえたヒガンバナのズームなど自然に焦点を合わせたものや、祭りの活気や子どもたちが見せる一瞬の表情をとらえた作もあり、訪れた人たちは歩を止め撮影者と会話を弾ませたり、じっくりと見入ったりしながら楽しんでいる。
友人に誘われて来たという中島の男性(68)は「撮影技術や構図に感心した。地元のよく見る風景も写真で改めて見ると感動しますね」と話していた。
午前10時~午後6時(最終日4時)。入場無料。