国内外に事業を展開する大手レストランチェーン店「サイゼリヤ」の「イオンモール津山店」が25日、岡山県津山市のイオンモール津山にオープンした。県内6店舗目、県北で初めての出店。リーズナブルな価格とこだわりのイタリアンメニューで幅広い世代の食を充実させていく。
同社は1973年に創業し、本社を埼玉県に置く。5月末時点で国内1051店舗、中国や台湾、シンガポール、ベトナムに計615店舗を構えており、今後はマレーシア、オーストラリアなどにも進出する予定。国内外の自社工場で製造するほか、イタリアの工場から仕入れた良質な食材を活用して低価格を実現させ、健康的な本場の家庭料理を提供している。

イオンモール津山店では、「来店客の3人に1人が注文する」とも言われている牛乳のコクを凝縮したホワイトソースと牛肉のうまみを生かしたミートソースが絶妙に絡み合う大人気メニュー「ミラノ風ドリア」(税込み300円)に加え、水牛ミルクを100%使用した濃厚な味わいのチーズ「バッファローモッツアレラ」やデザートの「ティラミスクラシコ」などイタリアから直輸入の食材を使った料理を主力に、パスタやスープ、ハンバーグなど計約70品目を税込み150円から(ドリンク、酒は1杯100円から)そろえている。セットメニューはなく、好みに合わせて一皿一皿を楽しむことができる。

岡山、山陰エリアを統括する店舗運営本部・久保田貴之コミュニティマネジャーは「手ごろな価格で朝、昼、晩とみなさんの日常の食事を豊かにすることを目指している。気軽に利用していただけたら」。倉田翼副店長は「毎日食べても飽きないよう工夫を凝らしており、素朴な味わいが特徴。丁寧な接客を心がけ、みなさんに喜んでもらえるような店にしていきたい」と話していた。
同店は広さ約223平方メートルで座席数は116席(37組)。営業時間は午前10時~午後9時。従業員数は現在35人で津山市や近隣地域の人を採用している。
