選挙区初の女性県議 トップ当選で初陣飾る 4年ぶりに革新系復活 県議選津山・苫田・勝田選挙区/岡山県

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 【岡山県議選津山・苫田・勝田選挙区】統一地方選前半戦の岡山県議選は9日投開票され、無投票を除く9選挙区で新議員の顔ぶれが決まった。現新5人がしのぎを削った津山市・苫田郡・勝田郡(定数4)では、無所属新人の小原なおみ氏(46)=立憲民主、社民推薦=がトップで初陣を飾り、自民現職3人とともに激戦を制し、4年ぶりに革新系の議席が復活。同選挙区初の女性県議が誕生した。

 

 投票率は県平均39.73%で、2019年の前回(42.30%)を2.57ポイント下回り過去最低。同選挙区は41.05%で、前回(46.86%)を5.81ポイント下回り、現選挙区になった2015年以降最低となった。

 

 津山市・苫田郡・勝田郡では、「子ども子育て全力応援」を掲げた小原氏が連合岡山や元津山市長の父の支援者、地元女性会などの後押しを受けて幅広い層から支持を集め、2位以下に大差をつけ初当選。

 自民現職の本山紘司氏(43)が地元の鏡野町を地盤に津山市でも支持を広げて再選し、自民現職の清水薫氏(51)が旧市内を地盤に手堅く票をまとめて再選。自民現職の山本雅彦氏(63)も大票田の旧市内を中心に支持を固めて辛くも3選を果たした。

 自民現職の田野孝明氏(66)は地元の勝田郡を軸に善戦したものの、あと一歩届かなかった。

 県下全体19選挙区(定数55)の党派別獲得議席は自民が32(改選前37)と5減ながら過半数を維持。公明は6(同5)、立憲民主3(同2)、共産3(同2)といずれも議席を増やした。国民民主は1(同1)、無所属は10(同7)。


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