真庭地域に伝わる民話や昔話などを語り継ぐ 「まにわ語りの会てるてるぼうず」 (中尾美穂会長) は8日、 同市内の小中学校26校に 「真庭ふるさとカルタ」 を寄贈した。
かるたは子どもたちが郷土を知り、 興味を持つきっかけになればと同市社会教育委員会議の三船昌行議長が発案。 同会が中心となって作製し、 昨年12月に真庭市立中央図書館でお披露目となった。
読み札は 「出雲街道美甘宿場で一休み」 「栄養を包み込んでる蒜山大根」 といった市内各地域の名所や自然、 特産品、 行事などを題材にして作った。 同会のメンバーが俳句の定型の17音をヒントにして考えた。 取り札には市職員によるカラフルで温かみのある挿絵を添えている。
寄付採納式が8日、 同市久世の市役所で行われ、 中尾会長と三船議長は 「多くの方の援助のおかげで完成しました」 「真庭の良さを知った子どもたちが大きくなって市外に出ても、 故郷を思い帰って来るようになれば」 と話し、 三ツ宗宏教育長に目録を手渡した。 三ツ教育長は 「作った人たちの込められた思いや努力などを子どもたちに伝え、 有効に活用していきたい」 と礼を述べた。
真庭ふるさとカルタ