真庭市当初予算

行政・公共
         

 真庭市は12日、2021年度当初予算案を発表した。4月に市長・市議選を控えた骨格編成だが、生ごみ等資源化施設建設など大型事業のため「一般会計総額は315億5000万円と、前年度比1・8%増。19日開会の3月定例市議会に上程する。
 歳入は、市税は評価替えに伴う固定資産税の減額、新型コロナウイルス感染症に伴う影響などにより、前年度比1・7%減の50億4203万円。歳入の約42%を占める地方交付税は国勢調査による人口減の影響を考慮し、前年度比0・8%減の130億7800万円を計上している。
 歳出は、総務費が湯原振興局庁舎移転事業の増額などにより前年度比7・5%増の35億9386万円。衛生費が生ごみ等資源化施設整備事業の増等により前年度比46・7%増の39億7169万円。
 主な事業は次の通り。
 【一人ひとりが主人公(共生社会)】▽蒜山高原ライディングパーク施設改修事業1億1272万円▽障がい者活躍支援事業1054万円▽不妊・不育治療等支援事業906万円▽自然共生のためのコミュニティブランド事業2億1298万円。
 【安全・安心で魅力的な地域づくり】▽高機能消防指令システム構築業務2億2593万円▽LED防犯灯の設置(通学路安全対策)234万円▽危険木伐採支援事業300万円▽二川地域自治振興センター(仮称)開設のため旧二川小学校を改修1794万円▽結婚推進ハッピーコンシェルジュ事業1174万円
 【力強い循環型の地域経済づくり】▽木質バイオマス発電所の増設にかかる調査検討のための支援325万円▽森林環境譲与税活用事業7265万円▽スマート農業技術普及推進事業800万円。
 【持続可能な真庭の環境づくり】▽生ごみ等資源化施設を核とした資源循環事業13億7440万円▽容器包装類・ペットボトルなどプラスチックごみを減らす2050カーボンニュートラルまにわ構築事業640万円▽空家等対策事業6875万円▽蒜山高原スポーツ公園ミニゴルフ場跡地の整備計画づくり・実施設計456万円。
 【夢ある子育て「ひと」づくりと豊かな文化づくり】▽学校給食地産地消推進事業372万円▽郷育を核としたキャリア教育推進事業471万円▽旧遷喬尋常小学校舎保存活用のための基本構想策定と利活用261万円。
 太田昇市長は「市民一人ひとりが相互に尊重し合い、豊かな生活を実感できる『共生社会の実現』を根底に位置づけ、ポストコロナ時代の変革を見据えながら、人口減少による社会的影響を克服し、永続的な地域発展を目指すための予算編成」としている。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG