真庭市蒜山地域で27日、特産品の「ひるぜん大根」の出荷が始まった。11月中旬まで県南や大阪の市場などで販売する。冷涼な気候と火山灰が混じる柔らかな土壌で育つ大根は歯ざわりが良く、みずみずしさと甘みがあるのが特徴。
農家10戸が約16㌶の畑で生産しており、合わせて約800㌧の収量を見込んでいる。今年の春は暖かく、適度な雨により成長が進み、昨年より5日ほど早く作業が行われた。また、昼夜の温度差も手伝って、非常に良く育ったと言う。
同市蒜山上長田の選果場では、新鮮な大根4㌧が運び込まれた。作業員約20人が分担して葉を切り落とし、大きさや形を見ながら6等級に仕分けて箱に詰めていった。
JA晴れの国岡山蒜山大根部会協議会の井藤文仁会長は「好天に恵まれ糖度が高い大根になった。蒜山の自然豊かな大地で育った味を堪能してもらいたい」と話した。
真庭市蒜山 特産「ひるぜん大根」 出荷始まる。
- 2021年5月28日
- 食関連