知事選あす投開票

行政・公共
         

 任期満了に伴う県知事選は25日、投開票される。無所属新人で元共産党県議の森脇久紀氏(57)、3選を目指す無所属現職の伊原木隆太氏(54)が新型コロナウイルス対策をはじめ県政運営の評価を最大の争点に舌戦を展開し、最後のお願いに奔走している。投票は明日午後6時(一部8時)で締め切られ、開票結果が出そろうのは午後11時半ごろの見通し。
 森脇氏は、県民の命と暮らしを最優先にした県政への転換をキーワードに▽PCR検査の拡充、経営難の事業者支援といった新型コロナ対策▽障害者の医療費の原則無料化▽高齢者の医療費、介護費の負担軽減▽学校現場の正規職員の増員と少人数学級の実現―などをアピール。
 伊原木氏は、最重要課題とする産業振興と「教育県岡山」の復活をはじめ▽新型コロナウイルス感染症の専用外来設置や検査体制強化▽西日本豪雨災害からの復旧・復興と防災・減災▽地域の医療提供体制整備と福祉・介護サービスの向上▽移住・定住の促進―などを強調している。
 投票は、美作地方10市町村では午前7時から午後6時まで。開票は8時15分から。津山市では山北の津山総合体育館で行い、午後10時ごろには結果が出そろう見通し。
 有権者数は157万9312人(7日現在)。現新2人が立候補した前回(2016年)は投票率が33・91%にとどまり、過去最低を更新。今回は異例のコロナ禍の選挙戦となり、期日前投票の中間状況では14日間(9〜22日)で16万6234人が投票し、前回同日数比1・3倍と高めに推移しているが、県選管では制度の浸透と3密回避の動きもあるとみており、開票結果が注目される。


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