2020年分所得税の確定申告が16日から始まり、津山税務署(田町)でも市民が順次訪れて書類を作成、提出している。コロナ禍を考慮し、3密回避のために時間帯指定の入場整理券を配布するとともに、インターネットによるe―Tax(国税電子申告・納税システム)」の利用を推進。申告期限についても通常より延長し、所得税と復興特別所得税、贈与税、個人事業者の消費税、地方消費税ともに4月15日まで。
午前9時から別館に設けた申告会場で人数制限をしながら対応。来場者たちはそれぞれ「申告書等作成コーナー」で職員にパソコン入力を手伝ってもらうか、「スマホコーナー」でアドバイスを受けながらスマートフォンを操作して入力し、初日の午前中は混雑もなくスムーズだった。
申告書にはマイナンバーの記載が必要で、国税庁ホームページから出力した用紙で提出する場合もマイナンバーカードの提示、または同カードか通知カードと本人確認書類(運転免許証など)の写しの添付が必要となる。
確定申告が必要なのは▽事業所得や不動産所得などがあり、年間の所得金額が所得控除の合計額を超える人▽土地、建物などを譲渡した人▽サラリーマンでは、給与の年収が2000万円を超えるか給与以外の所得が20万円を超える人、2カ所以上から給与を受けている人―など対象。
相談時間は午前9時から午後5時(受け付け4時まで)までで、医療費控除、住宅ローン控除、寄付金控除など税金が戻ってくる「還付申告」も受け付けている。
またe―Taxは申告期限まで24時間利用可能。パソコン、スマホでの申告にはマイナンバーカードか、ID・パスワードの入力が必要。
同署では「整理券を直接配布(午前8時半〜)しているほか、ラインでの入場予約もできる。e―Taxについては、給与所得や公的年金、雑所得、一時所得はスマホ対応しており、電話でのアドバイスもしている」と呼びかけている。
問い合わせは、津山税務署(☎223147)。
確定申告
- 2021年2月16日
- 行政・公共