煮っころがしなどにする秋の味覚、サトイモの収穫が岡山県内有数の産地・奈義町で最盛期を迎えている。
町内では約30戸の農家が栽培。この地域に広がる火山灰が風化した土壌「黒ぼこ」はサトイモ栽培に適しており、風味豊かで、ねっとりとした食感に仕上がるという。
農事組合法人・高円営農組合(山本昭信代表理事)は10月末から作業を開始。くわで畝を掘り起こし、生育具合を確かめながら、かごに入れていった。組合によると、今年は猛暑と少雨の影響でやや小ぶり傾向だが品質は上々という。
山本代表理事は「黒ぼこでの栽培にこだわった特産のサトイモを多くの人に味わってほしい」とPRしている。