岡山県苫田郡鏡野町の新米と旬の山の幸が楽しめる秋季限定弁当「秋のやま弁&栗ごはん」が完成した。2日から30日までの土、日曜、祝日に町内の道の駅などで販売する。
町産食材をPRしようと2010年秋に始め、15年目を迎える名物弁当。今季は町内の飲食店でつくる「鏡野やま弁友の会」(片田八重美代表)に所属する上斎原の「お食事処どんぐり」の店主・丸山恵さん(66)が手がけた2種類が店頭に並ぶ。
「秋のやま弁」(税込み1200円)はごはんと一緒に炊き上げたほくほくの栗が味わえる「栗ごはん」をメインに、特産品・ヒラメ(アマゴ)の塩焼き、シカ肉入りコロッケ、干しワラビのきんぴらなど副菜計7品を盛り付けている。「秋の炊き込み」(同600円)は栗とムカゴ、シメジやマイタケを米と一緒にシイタケのだし汁でふっくらと炊き上げた上に、しょうゆと砂糖で煮て味付けたナメコやモミジの形のニンジンを添えて見た目も華やかな一品に。
販売先は道の駅奥津温泉(奥津)と夢広場(円宗寺)で、予約は2個から受け付けており、2日前までに各店に申し込む。12月1日からは通年型のやま弁が販売される予定で、こちらは鏡野町上齋原のお食事処どんぐり(TEL:0868-44-2256)で受け付けている。
片田代表(71)は「今年は森の芸術祭も開催しており、鏡野町の自然と芸術に触れるのに良い機会。“行楽のお供”にぜひ」。丸山さんは「鏡野町の秋の味覚をぜひ味わってみてほしい」とPRしている。
予約は、道の駅奥津温泉(TEL:0868-52-7178)、夢広場(TEL:0868-54-4001)。
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