B’zのボーカリストで岡山県津山市出身の稲葉浩志さん(59)が高校時代に所属していたバンド「ICBM」が11日、津山高校の同窓会で復活する。稲葉さん本人の登場は予定されていない。
同バンドは稲葉さんが同校在学中に、ギターの頼経英博さん(60)に誘われ結成。ボーカルをはじめるきっかけになったとして知られ、文化祭でのパフォーマンスなどは今でも語り継がれている。1985年夏にドラムの小林伸一さん(59)宅で2日間にわたり演奏した日を最後に活動は休止していた。
今回の復活は、2017年に行われたB’zの津山公演を振り返る際、「ICBMが復活するなら還暦の時」と小林さんが語った記事を同窓会幹事が目にし、「復活して同窓会に華を添えてほしい」という要望が小林さんと頼経さんに寄せられたことがきっかけで実現した。
演奏にあたっては、サポートメンバーに同窓生で後輩の野村隆昌さん(45)(ベース)と森岡大輔さん(41)(ボーカル)を迎え、リハーサルを重ねながら、音を合わせてきた。
当日は、1980年代に人気を博したバンド「ラウドネス」の2曲が演奏される予定で、高校で過ごした青春時代の熱い記憶が蘇ることが期待される。
「稲葉さんからまた一緒にしようという話があったらどうしますか」という質問に対し、「そもそもICBMを解散したつもりはなく、それぞれがソロ活動をしているような感覚です。稲葉君から声がかかれば、いつでもやりますよ」と頼経さん。
小林さんは「稲葉君の津山でのソロライブ直前にICBMとして演奏することに不思議な縁を感じます。彼から声がかかれば徹夜で練習します」とほほ笑んだ。
津山高校同窓会は11日の午後1時から総会・懇親会が行われ、当日参加可。登録費は1万円(学生無料)。会場は津山市山下のザ・シロヤマテラス津山別邸。
問い合わせは、津山高校同窓会事務局0868-22-2204
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