版画家・河内大樹さん(32)=岡山県津山市東一宮=の作品展「空っぽのまま」が真庭市三田のカフェ&ギャラリー・てあで開かれ、ユニークでポップな木版画に来場者が見入っている。29日まで。
真庭市出身で、教職員を経て2021年に転身し現在、県北の中学・高校非常勤講師としても活動する傍ら制作した14点を出展。
人物やお化け風のキャラクターを白抜きにしたモノクロの版に、クレヨンで鮮やかに着彩した「こっちこっち」「がおー」「小っちゃい がおー」など、どれも童心や遊び心が漂う。さらに動物をモチーフにした「よこクマ」「いえネコ」といった作のほか、ワークショップで子どもたちと作った色とりどりの木片も並び、思いのままに表現した自由さを感じさせる。
鏡野町古川の団体職員・上山雅民さん(70)は「幼さを感じさせる作風が大好き。自分の中の童心を呼び覚ましてくれるよう」と話した。
午前11時~午後4時。木曜と第2、第3水曜定休。
問い合わせは、同店(TEL:0867-44-5558)。