津山市男女共同参画まちづくり審議会は20日、2023年度から5年間を計画期間とする「第5次津山男女共同参画さんさんプラン」(素案)を谷口圭三市長に答申した。市は11〜12月のパブリックコメントを経て来年3月に策定する。
「男女がともにさんさんと輝けるまち津山」の実現を目指す。基本目標に「男女共同参画社会実現への基盤づくり」「あらゆる暴力の根絶(DV防止計画)」「人権の尊重と安全・安心な暮らしの実現」「あらゆる分野への男女共同参画の推進(女性活躍推進計画)」の四つの柱を掲げる。第4次プランを踏襲しつつも、DV根絶がより大きな課題として浮上してきたことから、あらゆる暴力の根絶を重点目標から基本目標に格上げした。基本目標とともに重点目標や主要施策を体系的に示している。
この日、遠藤知子会長、寺坂典子、河本泰輔両副会長が山北の市役所を訪問。遠藤会長が「DVについて相談しやすい体制づくりや相談先の周知を図る必要がある。また市の審議会などの女性委員の割合は、第4次プランの目標に達しておらず、女性の人材育成への取り組み強化が必要」と述べた。谷口市長は「意義ある提言、答申を着実に進めていきたい」と述べた。
委員14人は7月に市長から諮問を受け、審議を進めてきた。
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谷口市長にプラン(案)を答申する遠藤会長ら