岡山県教委は15日、来春の県内中学校卒業見込み者の第1次進学希望調査(1日現在)を発表した。県立全日制50校の平均競争率は1.08倍で、前年同期(1.10倍)を下回った。
県立全日制50校119科4コースのうち、定員割れは32校54科1コース。美作地方9校(岡山御津を含む)の学科別では、津山工業機械1.33倍、津山商業1.30倍、津山東食物調理1.28倍、津山工業土木1.28倍など3校6科が1倍以上。一方、7校13科で定員を下回った。
特別入試の平均競争率は1.34倍(前年同期1.46倍)で、普通科の募集枠拡大などに伴い下がった。美作地方9校では津山商業地域ビジネス1.89倍が最も高く、次いで津山工業機械1.79倍、同土木1.79倍など。
卒業見込み者は1万6909人(前年同期比330人減)で、進学希望者は1万6736人(同321人減)。このうち県内の県立全日制が1万1479人で前年同期比454人減、私立全日制は3019人で同83人増となっている。
県教委では「中3の生徒数は前年比約2%減となっており、長期的にも少子化傾向が続く見通し」としている。
最終の2次調査は来年1月10日現在でまとめ、同25日に発表する。県立校の特別入試は2月7、8日、一般入試は3月7、8日。追試は病気欠席者らを対象に同18日に行う。