第6波で客足遠のいた2月 主要観光施設30カ所の利用者調査から

経済・産業 津山朝日新聞社
         

 岡山県がまとめた2月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では23万1899人でコロナ禍影響前の2020年同月比43・3%減。流行「第6波」によるまん延防止等重点措置の適用期間(1月27日〜3月6日)と重なり、1月(同32%減)から一段と落ち込み、美作県民局エリアの客足は同51・2%減(1月同43・4%減)となった。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計。同重点措置適用に伴い、県境をまたぐ移動を極力自粛するよう要請したことなどが影響。
 美作エリアの10施設は計4万3418人。このうち津山城(山下)は20年同月比54・1%減の1609人、津山まなびの鉄道館(大谷)は同44・1%減の1591人、ノースビレッジ(勝央町岡)は同76・4%減の5813人など大幅ダウンとなった。
 一方、後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は20年同月比53・1%減(1月同35・6%減)の6万3148人、備中県民局エリアは同32・4%減(同21・9%減)の12万5333人だった。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた36施設の宿泊者数は20年同月比47・8%減(1月同32・5%減)。
 県観光課では「感染者は依然として多いが、3月は6日にまん延防止等重点措置が解除され、観光の客足も徐々に回復する見通し」としている。


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