第76回津山書道会会員展と第62回錦江会員書道展 開催中

芸術 書道会員の秀作に見入る愛好者
書道会員の秀作に見入る愛好者
         

 第76回津山書道会会員展と第62回錦江会員書道展(津山書道会主催、津山朝日新聞社など後援)が新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホール(岡山県津山市)で開かれ、味わい深い秀作に愛好者らが見入っている。2023年1月9日まで。
 美作地域の書家や愛好家でつくる津山書道会(宮阪暁鳳会長)の会員25人が各2点、同会が指導する錦江会の幼児から一般まで264人が各1点ずつ近作を出展。
 書道会員展の作は、漢詩、和歌、近代詩文といった題材が流麗な仮名や調和体、奔放な筆遣いの行草、力強い楷書などでしたためられ、それぞれに趣がにじむ。遊び心を感じさせる「兎」「らしく」といった文字の作も目を引く。
 錦江会展は、一般会員らによる作のほか、子どもたちが「はつ春」「平和の国」などと半紙に伸び伸びとつづった習字が並び、訪れた人たちはじっくりと観賞している。
 宮阪会長(73)=美作市楢原中=は「書道会の作は流派に偏らず多彩で、錦江会は趣向を凝らした毛筆の年賀状も展示するなどバラエティーに富んだ展示内容」と話している。


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