津山高校、津山中学校の書道部が8日、 同中学体育館 (岡山県津山市椿高下) で税に関する書道パフォーマンスを披露し、 納税への理解を深める作品を完成させた。
確定申告の広報活動に活用しようと津山税務署と同署管内税務団体連絡協議会が同校に依頼して毎年実施している。本年度は部員計26人が参加。作品に描くメッセージや背景画は中学生が中心となって考えた。
この日は保護者や関係者らが見守る中、 はかま姿の部員たちは音楽に合わせて軽やかに筆を走らせ、縦2メートル、横3メートルの紙2枚に全国間税会総連合会の「税の標語」で入選した同部高校生部長の竹原美桜さん(17)=2年=の「納税で創る社会の笑顔の輪」を力強く書き、「明日を生きる僕らを結ぶ税の力」といったメッセージを添えた。
美桜さんは「中高生のみんなにも税金を身近に感じてもらいたいという思いを込めた言葉。自身の作品をメンバーに書いてもらえてとてもうれしかった」。美桜さんの妹で中学生部長の綾さん(14)=2年=は 「作品を通して多くの人が興味を持ち、理解が深まるようになってほしい」 と話していた。
作品は来年1月31日から3月31日まで新魚町の市立図書館前に展示する。
