奈義町文化協会主催の「絵手紙展」が岡山県勝田郡奈義町の文化センターロビーで開かれ、素朴で温かみのある作品が訪れた人たちを癒やしている。25日まで。
70代を中心とした地域住民でつくる「絵手紙ほほえみ会」と「絵手紙なでしこ会」のメンバー計19人が、近作約230点を展示している。
自宅で収穫した色とりどりの野菜や果物、草花を透明感のある柔らかい色合いで表現し、「あなたのおかげで楽しいひと時が過ごせたよ」「やっぱり天プラが一番です」「秋を収穫ヤッター」といった描き手の心情がうかがえる短文が添えられている。
ピーラーやキッチンばさみなど使いなじんだ台所用品をモチーフにしたものや一筆描きに挑戦した作品もあり、両会の指導者・赤座美枝子さん(73)=同町上町川=は「持ち寄ったものをメンバーそれぞれが自由にのびのびと表現している。ゆったりと見てもらいたい」と話している。
時間は午前8時半~午後5時。21日は休館。