岡山県北で活動する謡曲三流派による第208回「三声会秋季謡曲大会」が6日、津山市川崎の津山東公民館で開かれ、会員たちが日頃研さんを積んだ素謡などを披露した。
津山喜多会、津山宝生会、美作観世会の三流派から約30人が参加。「阿漕」「江口」「三輪」など能の演目を朗々と謡い上げたほか、「鵜之段」「砧」の仕舞もあり、それぞれ修練の成果を発表した。
同会は明治末期に発足し津山市を中心に現在37人で構成。春と秋に恒例で大会を開き、今回は津山喜多会の当番で実施した。
三流派の稽古は月に3回程度次の場所で行われている。
津山喜多会(アリコベール新座)、美作観世会(同)、津山宝生会(津山東公民館)。