給食施設研修会(美作保健所主催)が7日、大田のリージョンセンターで開かれ、参加者は講話を通じ、新型コロナウィルスや食中毒防止、成人の健康管理に関する知識を深めた。
安全・安心な給食の提供と住民の健康増進を目的に毎年開催。美作保健所管内の老人ホームや病院などの給食施設関係者33人、Web会議システム「ZOOM」を利用して30人が出席した。
岡山県立大学保健福祉部の川上貴代教授は、「日本人の食事摂取基準2020年版の活用~成人期を中心に~」と題して話した。改定された基準項目に焦点を当て、高齢者の活動量の低下で起こる虚弱状態(フレイル)の予防などについて説明した。「虚弱になると足腰が弱って転倒し、それが元で動けなくなり、要介護につながる危険性がある」と指摘。その上で「体力をつけるように、たんぱく質やナトリウムなど必要な栄養素を過不足なく、適切に摂れるように献立を見直すように」と呼びかけた。
新型コロナウイルスや食中毒の対策法をテーマに県職員2人による講演も行われた。
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講話を聞く参加者
給食施設研修会(美作保健所主催)、大田のリージョンセンターで