岡山県北各地で田植えに合わせ、コメの苗作りがピークを迎えている。勝田郡勝央町植月中の勝英育苗センターでは、ずらりと並んだ緑の苗が日光を浴びながらすくすくと育っている。
先月初旬から作業を開始。種モミをまいた育苗箱を室温30度の室内で管理し発芽後、ハウスで5~7センチほどに成長させる。その後屋外の自然条件の下で栽培し、出荷するタイミングを見定める。
品種は「あきたこまち」「コシヒカリ」「きぬむすめ」をはじめ、高温に耐性がある「にじのきらめき」といった主食用が中心。津山市勝北地域と勝央、奈義町内の組合農家約800戸に約11万枚を供給する。
高取裕介同センター長代理は「根が太く張った強い苗を農家に届け、収量の確保につなげてもらいたい」と笑顔で話した。
