津山市民合唱団はるかによる「クリスマスコンサート」が8日、岡山県津山市小原の西苫田公民館で開かれ、地域住民ら80人が美しいハーモニーに耳を傾けた。
地域の人たちに楽しんでもらおうと開いている恒例のイベントで、時期に合わせてトナカイの角のカチューシャやサンタクロースの帽子などをかぶったメンバー20人が出演。聖歌「アヴェ・マリア」や讃美歌「荒野の果てに」「天なる神には」をはじめ、「ジングルベル」「きよしこの夜」などを伸びやかな声で歌い上げた。
ベース・小阪基起さん(73)=奈義町滝本=とドラム・飯田員章さん(53)=横山=とコラボレーションしたポップソングも披露され、来場者たちはリズムに合わせて手拍子を打ちながら聴き入った。
知人に誘われて初めて来たという河本エリ子さん(65)=小原=は「歌を聴いた瞬間、その美しさに感動し、思わず引き込まれた。気が付けば体がリズムに乗っていて、終わるころにはもう体が温かくなるくらいに熱中した。来てよかった」と笑顔で語った。
同合唱団はるかの団員の赤松育子さん(56)=高野山西=は「毎年多くの方に来ていただきありがたく思う。みなさんからの歓声が聞こえてきた時はとてもうれしかった」と話した。
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