美作地区中体連(会長・筒塩操勝北中学校長)は21日、県総体の中止が決まったことを受け、7月3日から5日にかけ開催予定だった第70回同地区総体の中止を決めた。1951年に第1回が開かれて以来初めて。ただ、3年生が成果を示せる機会を確保するため、小規模の代替大会を検討する。
球技や武道など11種目で、同月30日の陸上競技、来年1月のスキーについては、今後の状況をみて可否を判断する。
3年生にとっては今年が最後の年だ。集大成であるのに加え、進路の決定に向けて実施の必要性があることを考慮し、安全性に留意しながら代替策を計画する。例えば、津山と苫田・久米郡、美作・勝田・英田郡、真庭の4支部に分かれた上で競技ごとに行い、人数が少ない種目は支部の枠を超えるなど、柔軟に対応する。時期や会場確保も課題になるとみられる。
同連盟は「大会の中止は、努力を重ねる部員と支えている皆さんにとって残念な結果となった」とし、3年生のために開く大会については、「モチベーションを失わせないようになるべく早めに結論を出したい」と話している。
美作地区中体連、第70回同地区総体の中止を決定