郷土料理を健康的な食事にアレンジしたレシピを競う第5回「ご当地タニタごはんコンテスト」(同実行委主催)の全国大会(東京都、11月20日)で、美作大学食物学科の2年生らでつくるチームが最高賞のグランプリに輝いた。
「黄ニラ香る贅沢(ぜいたく)おかやまばら寿司」「ジャンピーばち汁」「桃太郎トマトの淡雪かん」を考案した牧原直太朗さん(20)、村上柚花さん(19)、管理栄養士の資格を持つ住吉友香助手(33)が受賞。
「免疫力・抵抗力がアップする食材をバランスよく取り入れる」をテーマに、1食当たり500〜800キロカロリーの基準で行った。
大会当日は、予選を勝ち抜いた15チームが3分間のプレゼンテーションを実施。牧原さんたちは、使用した免疫力を高める赤酢や巨大胚芽米玄米(COCORO)を見せながら風味や食感と地元食材へのこだわり、減塩の工夫を紹介。審査員の実食後、満場一致でグランプリを獲得した。
村上さんは「緊張したけど、岡山の郷土料理や減塩など大学での学びを生かして挑んだ」。牧原さんは「聞きやすさ、わかりやすさを心がけてプレゼンテーションをした。レシピには自信があったので評価されてうれしい」。住吉さんは「昨年出場した時は、入賞できなかったので報われてほっとした」と話している。
今後は商品化し、地域のスーパーなどで販売していく。
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