美咲町は22日、自分が所属する自治会費を着服したとして、住民生活課の男性副参事(56)を懲戒免職にしたと発表した。自治会の会計を担当しており、2017年4月から昨年10月まで、複数回にわたり現金約288万3000円を口座から引き出していた。
町によると、複数の住民から役場に情報が寄せられ、町が本人に事実確認をしたところ、「生活費などに使った」と着服を認めた。今年3月末までに全額返済されているという。
処分は21日付で、同町の懲戒免職は今回が初めて。青野高陽町長は「各種法令を率先して順守しなければならない立場にある職員が不祥事を起こし、町民に深くお詫びする。服務規律の確保とコンプライアンス意識の徹底に、より一層取り組む」とのコメントを発表した。