聖火イベント

イベント
         

 岡山県は17日、新型コロナウイルスの感染拡大により公道での実施を中止した東京五輪聖火リレーについて、岡山、津山市の2会場で聖火を受け渡す「トーチキス」形式の代替イベントを無観客で行うと発表した。57年ぶりに県下でともされる聖火だが、県民にインターネットによるライブ配信での視聴を呼び掛けている。
 イベント会場は19日が岡山市の岡山城下の段、20日が山北の津山中央公園グラウンド。両日とも各6市町を走る予定だったランナーが到着地となっていた会場に集まり、1列に並んで聖火をつなぎ、最終ランナーが聖火皿に点火する。感染症対策として、ランナーは各市町ごとに時間差を設けて集まり、更衣室も人数を区切って利用。
 津山会場では、玉野市(午後3時〜)、真庭市(3時24分〜)、赤磐市(4時〜)、美作市(4時24分〜)、奈義町(5時20分〜)、津山市(5時44分〜)の順で行う。県実行委はグラウンド内を短距離走る案も検討していたが、緊急事態宣言下を鑑みて見送った。
 県内の聖火リレーは当初、12市町を巡るコースで計画され、両会場での祝賀行事を予定。岡山、倉敷両市が7日、公道での実施は困難との考えを提示し、県は12日、公道での中止を決定した。リレーにはランナー計179人参加予定だったが、内容変更に応じる希望者のみの参加として意向確認を進めており、18日中に決まる見通し。
 また県実行委は同日、県出身のアスリートとして出場を予定していたバルセロナ五輪・マラソン銀メダリストの有森裕子さん(54)が辞退することを公表。居住している東京都内の感染状況などから「県民に不安を与えてはいけない」と12日、連絡があったという。
 県実行委は「感染防止を図りながら実施できるギリギリの内容で、ランナーや関係者に協力してもらうことになった」としている。


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