能登半島地震で被災した石川県を応援する気持ちを込め、同県にちなんだ給食が大原小学校(岡山県美作市)で提供され、全校児童約130人が被災地に思いをはせながら味わった。
はじめに、給食の調理業務を請け負うシダックスのキャラバン隊による出前授業。同社が昨年1月に行った被災地での炊き出し活動のほか、フードロス削減などについて説明し、児童たちは食べ物の大切さについて学んだ。
続いて「石川県応援メニュー」の給食。同県が漁獲量全国1位を誇るニギスの米粉磯辺フライ、郷土料理・めった汁(豚汁)などが出された。現地から取り寄せた食材ではないものの、児童たちは初めての献立に興味津々の様子。石川県を思い浮かべ、復興を願いながら味わっていた。
同小は昨年12月、石川県の穴水小学校に児童が中心となってお菓子や義援金を贈る活動を行った。29日にはオンライン交流を予定している。