学校現場も、再び決まった臨時休校に向けて対応に追われそうだ。各校が、児童生徒の人数などに合わせて登校日を設け、進められない授業は宿題で部分的に補う。
約160人の生徒が通う中学校では、この日、校長が全校に対し「辛く悩ましい思いをした人もいるだろうが、自分や大切な人の命を守るためには、皆で力を合わせるのが大切だ」と呼び掛けた。
来週からは、教諭たちが月、火曜日で課題を作成し、水曜日に約1時間だけ登校させるという。従来の感染対策をした上で、生徒に自分のクラスの教室に行ってもらい、担任が対応する。この際、不要不急の外出の自粛や規則正しい生活、健康観察といった注意事項を記したプリントも手渡すという。
20日から予定していた家庭訪問については、日程を変えないものの玄関先などでの会話に留めるという。
校長は「休校の決定を予想していた生徒もいて、伝えた際はやむを得ないという雰囲気だった。友だちに会えないのは残念なはずだが、何が重要なのかを分かってくれたようだ」と話した。
臨時休校に追われる学校現場/岡山県
- 2020年4月18日
- 教育・保育・学校