「自分に投票して」 議長選で市議が20万円渡す 贈賄申し込み罪で略式起訴/岡山・美作市

行政・公共 美作市役所
美作市役所=岡山県美作市で
         

 4月の岡山県美作市議会議長選で、自分に投票してもらうために他の市議4人に現金計20万円の賄賂を渡そうとしたとして、前議長の鈴木悦子市議(74)が贈賄申し込み罪で略式起訴されていたことが関係者への取材でわかった。

 関係者によると、議長選(4月14日)を控えた3月17日、市議会正副議長室で市議4人に対し、「票を(自分に)まとめてほしい」と現金の入った封筒を机の上に置き、4人のうち1人がまとめて預かったが、後に返したという。

 美作市議会は定数18。議長選では別の市議が12票を獲得して就任した。鈴木氏は5票で次点だった。

 鈴木氏は2005年に初当選し、5期目。17〜18年、21〜22年に議長を務めた。


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