第4回「竹彫刻と盆栽 二人展」が18日、岡山県津山市沼のくらやアートホールで始まり、秋の山里の情景を表現した盆栽と竹製の昆虫が調和した作品に来場者が見入っている。20日まで。
元小学校教諭の小林博道さん(76)=国分寺=が煤竹(ススダケ)で創作した昆虫約30点、盆栽愛好家の大森博文さん(78)=大谷=が自然の盆栽20点を出展。
スズムシやコオロギ、トンボといった虫たちは、長年かけて色づいた自然の素材を生かし、羽や触角までもリアルで繊細に表現され魅了される。より自然に近い状態のケヤキやツリバナ、ヤマガキ、果実の先が細くまるで手の指にも見えるブッシュカンと相まって秋の趣を演出。
小林さんと大森さんは「互いの作品の調和を大切にしている。秋の季節を感じつつ、自然の素晴らしさに触れてほしい」と呼びかけている。